大学で使うPCにMicrosoft 365 Apps(Office)をインストールしたい

大学から付与される学生アカウントでMicrosoft 365 Apps(旧:Office)=WordやExcelなどが無料で使えるのですが、本格的に授業がスタートし、いくつかレポート課題が出てきたのでPCへOfficeをインストールしよう。ということになりました。
Officeの無料版と有料版の違い
Microsoftアカウントが必要ですが、Microsoft 365 for the web = WEB版のWord・Excel・PowerPointなどは、誰でも無料で使うことができます。
Microsoft 365 for the web(旧:Office)
※スマホ・タブレット(iOS/Android)のモバイル版も同様に無料
ただし、WEB版はネット接続が必須でオフラインで作業することができません。また有料版と比べると使える機能が限られています。
自分のパソコンにインストールしてオフラインで使いたい場合、フル機能Officeを使いたい場合は有料版(サブスクリプション型 Microsoft 365/買取型 Office 2024)への切り替えが必要です。
在学中は無料で使える
各大学で個人の学生アカウントを作成すると思いますが、その学生アカウントでサインインするとMicrosoft 365 Appsが在学中無料で使える大学が多いです。(大学によってはOffice用の別IDの配布がある場合も)
これは「大学生なら誰でも無料で使える」のではなく、所属する大学がMicrosoftと契約をしている場合に限り、ライセンスレベル:A1/A3/A5 によって使える機能が異なります。
Microsoft 365 Copilotのライセンスはどこで確認するか(東海国立大学機構)
ライセンスの違いについて(東海国立大学機構)
A3以上の契約であれば、無料でフル機能のOfficeを自分のPCにインストールして使うことができます。
卒業後はどうなるのか
大学卒業とともに学生アカウントは削除(同時にOfficeライセンスも無効)されるため、インストールしてあるOfficeアプリは削除(アンインストール)する必要があります。
大学側がどれくらい猶予を持たせているかわかりませんが、3月に卒業するなら3月31日まで。(卒業する学生へなど、大学からお知らせが来ると思います)
作成した書類はPC内(ローカルファイル)に保存していれば消えることはありませんが、OneDrive(クラウド)に保存している場合は必ずライセンス失効前に必ずデータのバックアップを。
卒業後、プライベートで今後もExcelを使いたいという場合は、個人でサブスク版Officeを有料で契約するか、Microsoft 365 WEB版(機能制限があるが無料)の利用となります。
特にこだわらない場合は、Officeと互換性のある別のフリーソフト(LibreOfficeなど)を使うのもおすすめです。基本操作はほぼOfficeと一緒なので迷うことはあまりないと思います。
PCへインストール
各大学で詳しいインストール手順を公開している場合があります。大学によって若干手順が異なることもあるので、まずは大学公式サイトで確認してみましょう。(キーワード:@@大学 office インストール など)
PC初心者の方は、大学生協でPCを購入している場合であれば生協のサポートサービス窓口に相談するのもおすすめです。
インストール手順
以下の解説は「Officeが入っていないPCを購入している」ことを前提にしています
おおまかな手順としては
- Microsoft 365 ポータルにサインイン(大学からライセンスを付与されている学生アカウントでサインイン・プレイベート用の個人アカウントでは入れません)
- 左メニューから「アプリ」をクリック
- 右上の「アプリをインストール」(青いボタン)をクリック
- プルダウンメニューから「Microsoft 365 Apps」をクリック
- 「Office のインストール」をクリックし、インストール用のファイル(OfficeSetup.exe)をPCにダウンロード(日本語・64ビットバージョン ※)
- 保存したファイル(OfficeSetup.exe)をダブルクリックで実行。画面の説明に従って作業を進める ※通常「ダウンロード」フォルダに保存されます
- Office のインストールが始まる
※最近購入のPC(Win11)であれば通常そのまま(64ビット)インストールでOKです
※利用回線の速度によってはインストール完了までしばらく時間がかかります
無事インストールされた後、もし「Officeを使い始めるにはサインインしてください」と表示されたら、大学の学生アカウントでサインインしてください。
Microsoft 365 Apps のインストール手順(Microsoft 365 Support Team_Support)
Microsoft365(Office365)アプリ利用方法(東海国立大学機構)
※Office 2016/2019/2021などが既にインストールされている場合についての解説あり
<例>インストールでエラー発生
最初は息子が自分でインストール手順を調べて作業をしていましたが、OfficeSetup.exeのダウンロードまでは行けるけれど、その後のインストールでエラーが発生する…とのこと。(OfficeなしのWindows機を購入)
『十分な空き領域がありますか』…買ったばかりの新しいPCなんだけど!
『インターネットの接続に問題はありませんか』…Youtube見れるけど?
どちらも問題ないのに、なぜインストールエラーとなるのか?
私のところに相談に来たので、2回目は一緒に作業を進めてみましたが、やはりエラーになります。
使用するブラウザが悪いのか、広告ブロックが影響しているのか、もしかして大学のWiFiにつないでないとダメとか?
キャッシュ削除・PC再起動などいろいろやってみましたが、手順説明にある『ダウンロード中はネットに接続したままにしてください』の別ウィンドウが表示されず、かといって裏でインストールされている様子もなく…。(上記手順7でエラー発生)
結局初日はインストールできませんでした。(作業し始めたのは金曜日の22:00ごろから/自宅回線はNURO光)
翌日の朝、気を取り直して再チャレンジしたところ、今度はすんなり別ウィンドウが表示さてインストールができました。全く同じ手順で作業をしていて昨日はダメだったのになぜ?
エラーの原因は結局不明ですが、Microsoftのサイト表示が重くてクルクル待機(ローディングアイコン)が出てたので、我家の回線が不安定だったのかもしれません。
使用しているネット回線が遅いと結構時間がかかるようですが、あまりにも長時間動きがないようであれば、もう一度最初からやり直してみるか、我家のように日を改めて再チャレンジしてみてください。
Office付きPCを購入した場合
有料版 Microsoft Officeにはいくつかのエディションがあって、それぞれ含まれるソフトやサービスが異なります。
大学入学時に市販で「Officeが入っています」というPCを購入した場合は、以下のエディションのどちらかが入っていることが多いようです。
- Microsoft 365 Personal サブスク型 契約更新(有料)が必要
- Office Home & Business 2024 買取型 永続版だが数年後にサポート期限をむかえる
※買取型 Office 2024のサポート期限は2029年10月9日まで
自分が使っているのはどのエディションなのか調べる手順はこちら。
使用している Office のバージョンを確認する方法(Microsoft)
どのOfficeを使っても大丈夫
大学の学生アカウントのOffice・サブスク・買取、どれでも出来上がる書類に差はないので、既存のOfficeをそのまま使うこともできます。
買取型が入っている場合は、学生アカウントでMicrosoft 365 Appsをインストールせず、元々入っていたOffice Home & Business 2024を使います。
※ただし、買取型はずっと使い続けることができますが、Office Home & Business 2024のサポート期限は2029年10月9日まで。以降のセキュリティ更新・不具合修正などはなくなる。(サブスク型などへ切り替え推奨)
商品購入特典などで『期間限定無料のサブスク型の365 Personal』がPCに入っている場合は、無料期間中は特典を利用、その後有料になるタイミングで学生アカウントへ切り替えてMicrosoft 365 Appsを使っても大丈夫です。
※無料期間終了時に解約(以降の利用をやめる予定であれば事前に『継続請求(自動更新)』はオフにしておくこと)をするか、継続して使う場合は有料プランへ切り替えとなるで要注意。途中手続きがめんどうな場合は、無料特典を利用せず最初から大学の学生アカウントでの利用をおすすめします。
Officeは重複インストールはできない
Officeが既にインストールされているPCを購入した場合、エディションによっては学生アカウントで無料になるMicrosoft 365 Appsを重複してインストールすることはできません。
※既存Officeのアンインストールについては自己責任になります。
もし、卒業後に買取型のOffice 2024に戻したい場合は、Microsoft Office 365 Apps(学生アカウントで使っていたもの)をアンインストール後、Office 2024を再インストールが必要なので、初期(Office 2024の初回インストール時)に紐づけたプライベートのMicrosoftアカウントを忘れないようにご注意ください。
長期間使わないと制限がかかる
Microsoft 365 Appsは、30日に一度ネット経由でライセンス認証が自動的で行われています。この30日に一度のライセンス認証が行われない場合、Officeは機能制限モード(閲覧と印刷のみ・新規作成・編集など不可)になってしまいます。
もし制限がかかってしまっても、ネットに接続した状態でOfficeを起動し、再度サインイン(ライセンスが付与されている大学の学生アカウントで)を行うことで機能制限は解除されますが、「どうして使えないの?」と焦らないようにご留意を。
ちなみに、Microsoftアカウントは「2年間放置」でアカウント無効化(削除)されてしまう可能性があります。しかも一度無効化されてしまうとアカウントの復活ができません。
WindowsのPCをMicrosoftアカウントでログイン(PC起動時)しているなら、PCを立ちあげるだけで毎回サインインしたことになるのであまり心配する必要がありませんが、サブアカウントを作っている場合・起動時にローカルアカウントでログインしている場合は注意が必要です。
最後に
息子も授業が始まってすぐに「WordもしくはPDF形式のレポートをオンライン提出」という課題がいくつか出ています。
うちの大学も無料になるって話を聞いたな…という方は、GWなど時間のある時にインストールを済ませておくと安心です。
今まで高校時代にGoogleドキュメントなどを使っていれば、Wordも感覚でなんとなく使えると思いますが、慣れてきたら少しづつ「見栄え(読みやすさ)」にも気を使えるといいですね。
1年生の一般教養でガッツリ「論文」形式で書くことはないので、まずは簡単なレポートのスタイル(文字の大きさ・引用の仕方・参考文献の探し方/書き方など)を学ぶところからスタートです。
レポートの書き方・基本編④ Wordを制す者はレポートを制す(Penmark News)
レポートの書式|Wordのフォントからレイアウトまで書き方を解説(大学文章論)
ネットを使った参考文献の探し方(大学文章論)
参考文献の書き方(ネット上の文書)(大学文章論)
大学によっては先輩による講習会(パソコンスキルアップ、レポート作成・プレゼン勉強会など)や学習相談会がある場合もあります。積極的に参加してみましょう。