【年度またぎ】モバイルPASMOの通学定期を継続購入
1月で期限切れを迎える息子のモバイルPASMOの通学定期があります。継続で6ヵ月の通学定期のほうが金額的にお得なのですが、今買うと高1の1月~高2の7月になるんです。
通学定期って年度をまたいで購入できるの?
※下記内容・手順は記事公開:2024年1月現在のものになります。サービスがアップデートされる2024年4月以降とは若干異なる部分があるかもしれません。ご了承ください。
年度をまたいで購入できる
調べてみたところ、今から6ヵ月=例:2024/1/7~7/6まで(高1~高2・高2~高3など、年度をまたいで翌年度5月1日以降も有効な通学定期券を旧年度中に購入)の場合は、有効な通学証明書などの提出をすれば購入可能とありました。
通学定期券を継続購入/前回と同じ区間で購入する場合の申請方法が知りたい。 モバイルPASMO
年度をまたぐ通学定期(高1~高2)を購入
6ヵ月の通学定期の方がお得だし、公式に年度をまたいで購入可能とあるので、今回は高1の1/7~高2の7/6 の6ヵ月の通学定期を継続購入してみることにしました。
申込み(予約申請)※通学証明書の添付が必要
使用開始日の14日前から購入が可能です。
購入手続きに有効期間があるので、14日間で全ての手続き(予約申込み--承認待ち--承認後の購入/支払い完了まで)を終えるようにスケジュールを組みます。期日を過ぎた場合は再度のご申請が必要(承認の取り直し)となりますのでご注意を。
在学3年間有効の通学証明書(通学定期券購入兼用の生徒証)を手元に、申込みは通学定期を使う本人のスマホにいれてある、モバイルPASMOのアプリから。
年末年始は受付不可などの記載はなかったので、1/1のお昼過ぎに6ヵ月の通学定期を申請してみました。受付時間(5:00~23:45)だけ気を付けましょう。
申請手順はモバイルPASMO公式サイトに画像付きで案内が出ています。
通学定期券(鉄道・バス)の継続・履歴購入 モバイルPASMO
(新年度に初めて購入、または年度をまたいで翌5月以降も購入する場合 を参照)
- モバイルPASMOアプリから、右下の「定期券購入・PASMO管理」をタップ
- 我家は電車の定期なので「鉄道定期券」をタップ
- 鉄道定期券メニュー画面で「継続購入」をタップ
- 表示される定期券内容の確認後に右上の「次へ」をタップ
- 期間選択画面で「期間」を選択して右上の「次へ」をタップ
- 通学定期券情報入力画面にて、通学証明書の写真を撮り添付
- 同画面にて、卒業予定年月を入力
- 同画面にて、申込み内容確認後に2か所チェックをいれて「申し込む」をタップ
継続購入なのですが、今回は通学定期を年度をまたぐ期間(6ヵ月)で申請したので「通学証明書類のアップロード」があり「卒業予定年月」の入力がありました。
既に申請してしまった後なので確認ができないのですが、恐らく定期の期間を3ヵ月にしていれば同年度内・有効期限が~4/30のため、通学証明書類のアップロード指示や卒業予定年月の入力もなく、同年度内継続購入時のように承認不要でサクッとその場で購入できるのだと思います。
サポートセンターより承認メールがくる
しばらくすると(繁忙期は~14日程度)サポートセンターより承認の返信メールが来ます。
年末年始も承認ってしてくれるのかな?受付だけかな?と思っていたら、その日(1/1)の夜20:00前には「準備ができました」と承認メールがきました。
以前7月中旬にバスの定期を新規で買った時も午前中に申込みをしてその日の夜に。今年の1月中旬に切れるバス定期の申請時は申し込み後15分で承認メールが返ってきたので、4・10月の定期販売繁忙期じゃなければ、結構早く承認返信が来ます。(返信はアプリに登録してあるメールアドレスへ)
今使っている通学定期の有効期限まで購入手続き保留
モバイルPASMOのアプリの予約定期券の予約定期券購入画面では「現在所有する定期券の有効期限終了後にご購入が可能になります」と記載されており、承認が下りてすぐ「購入」しないように、承認待ちの定期購入の内容確認と「予約を取り消す」しかボタンが表示されていません。
承認メールがきた後、今の通学定期の有効期限が切れるまでは、そのまま購入手続きは保留にしておきます。
同年度内の継続購入の場合は保留期間なんてなかったのに。(あまりにさくっと手続きが完了するのでちゃんと通学定期が『継続』になっているか心配したくらい)年度またぎなので手続きの過程がちょっと違うのでしょうかね?
購入手続き
さて、今使っている通学定期の有効期限満了の翌朝(有効期限~1/6の場合は1/7)になると、予約定期券購入画面の右上に「次へ」というボタンが表示されるようになります。
- モバイルPASMOアプリから、右下の「定期券購入・PASMO管理」をタップ
- 今回は電車の定期なので「鉄道定期券」をタップ
- 鉄道定期券メニュー画面で「鉄道定期券(購入可能)」をタップ
- 予約定期券購入画面の右上の「次へ」をタップ
- 期間選択画面で「使用開始日」(例:1/7)と期間「6ヵ月」にチェックを入れて右上の「次へ」をタップ ※申請期間が6ヵ月だったからなのか、期間は6ヵ月しか表示されていませんでした(1・3ヵ月は選択不可)
- クレジット(モバイルPASMOに登録済みの本人名義のプリペイドカード)で支払いをして購入
こうして、朝登校前に購入手続きを完了させ、その日(1/7)から定期を使って登校することができました。
サポートからの承認メールに『使用開始日は購入手続きの際にお客さま自身で改めて設定可能です』と記載がありますが、冬・春休み中の部活の有無や始業式との兼ね合いで、通学定期の使用開始日を数日調整(購入手続き:手順5にて)することもできるようです。
別区間の通学定期を持っている場合
もし、申し込んだ通学定期とは「別区間」の現在有効な通学定期を持っている場合は以下のポイントにご注意を。
現在有効な鉄道定期券が存在する場合は今回の購入手続き完了と同時に、当該鉄道定期券は払いもどしとなり、復元もできません。必ず、旧定期券を使用しなくなったタイミングで、鉄道定期券の購入手続きを行ってください。
承認された通学定期券の購入方法及び購入時の注意事項 モバイルPASMO
前の定期がギリギリまで必要なら気を付けてください。
上記リンク先のページには「別区間」の記載がないので「今持ってる同じ区間の通学定期も?!」とあせってしまいましたが、承認メールにはわかりやすく注意書きがありました。
高校3年生の場合
高校3年生の場合は3月に卒業するので購入時期によっては6ヵ月の通学定期を購入することができず、1ヵ月/3ヵ月で調整することになります。もちろん年度をまたいで購入することもできません。
4/30を越えない期間であれば定期券の購入は可能ですが、4/1以降は通学定期券の利用条件を満たしていないため、無効となり使用できません。
通学定期券申請時の返信内容【不備番号:D-06 卒業年月を超える定期券のため】 モバイルPASMO
【朗報】2024年4月から改善されるらしい
モバイルPASMOで4月の通学定期継続は承認遅延が心配だな…と思って今回6ヵ月で購入して回避しましたが、どうやら今年からいろいろ改善されるようです。
2024 年春から、モバイルの PASMO の通学定期券がよりスピーディーに、より便利にお求めいただけます!(PDF)モバイルPASMO 2024年1月17日付プレスリリース
ざっくり内容をまとめると、
- 2024年度からは、在学中に1度通学証明書などを提出すれば卒業まで再提出しなくていい(卒業予定年月日が記載されている通学証明書などが必要)
- 申込み内容に不備がなければ正午までの申込みで当日中に承認、最短で翌朝から定期が利用可能になる(2024年3月1日より)
- 通学定期代の支払いで、親のクレジットカードでの代理決済が可能になる(2024年4月1日より)
※詳細についてはリンク先の公式プレスリリースをご確認ください。
実際に初年度使っていて不便だなと思っていたことがいくつか改善されて、すっごい便利になる!なんのトラブルもなく4月を乗り越えられるのか、ちょっと心配だけど。
Suica・モバイルSuicaの動向
Suicaも、2024年4月1日より入学時に通学証明書を提出すれば、高校3年間そのまま再提出することなく卒業まで継続購入OKということになるようです。
通学定期乗車券の発売方法の見直し等について(PDF)JR東日本 2024年1月7日付ニュースリリース
こちらは元々、通学定期購入時に親のクレジットカードで代理決済ができていたし、去年の4月の承認も早かった(遅延のお知らせ掲載なし)けれど、より便利になりますね。
最後に
春からモバイルPASMOがちょっと便利になるので、この記事はあまり参考にならなくなっちゃいますが、せっかくここまで書いたのでこのまま公開します。
2024年4月以降は年度をまたいでの通学定期の購入も楽になるでしょう。
定期売り場に並ぶ必要もなく自宅からの手続きでさくっと買えるので、慣れてしまえばとても便利。これからもっと使いやすくなるようですし、ようやく「モバイルPASMOで通学定期」をおすすめできそうです。
今回の年度またぎ継続もやってみて、一通りのモバイルPASMO通学定期の手続きは経験できたように思います。
今の所大きなトラブルなく使えていますが、年に数回ほどモバイルPASMO側でのシステム障害(チャージできない・定期購入ができない・ログインできないなど)があるので、こまめなSF残高の確認や、早めの定期購入手続き、代替手段の確保(PASMO/Suicaカードや、対応機種ならモバイルSuicaの併用)をしておくほうが良いでしょう。
そして最終手段としての現金もお忘れなく。