親にスマホを持たせたい
「外出先でなかなか公衆電話が見つからない」という義母のため、スマホ導入を検討。機種選びから格安SIMの契約、遠隔操作アプリ・電話切り忘れ防止アプリ・の導入などをメモとして。
親世代のスマホ選び
それまで使っていたガラケーを数年前に解約したのですが、いろいろあってスマホを持っていたほうが良いのでは?という結論に。使いこなすにはちょっとハードル高いですが、82歳の義母にはスマホにチャレンジしてもらうことになりました。
機種を選ぶにあたり、
- 大手3大キャリア専用端末は除外
- 格安SIMでの運用可能な端末
ということで、設定でシニア向けスマホのような「大きなボタン画面」にできる、AQUOS sense3(シャープ製:SH-M12/SIMフリー)に決定。
AQUOSシリーズは価格も手ごろで、かんたんモードなどシニア世代向けの設定も用意されているので導入しやすいと思います。
AQUOS「かんたんモード」でスマホのホーム画面をカスタマイズ
実はこの機種は実家の母も使っているので、私が扱う(遠隔操作で)のがちょっと楽というのもポイントだったりします。
遠隔操作アプリ
操作に困った時は、家の固定電話でやりとりしながらスマホを操作してもらう事になると思いますが、普段からタブレットやスマホ・PCなどを使っていない親世代への説明は大変です。
そこで便利なのが遠隔操作アプリ。私は TeamViewer というアプリを使っています。
こちらのPC/スマホから親のスマホを遠隔操作できるので、入れておいて良かった!というお勧めアプリです。<個人利用は無料・Android/iOS/Windows・操作する側/される側それぞれに専用アプリのインストールが必要>
使い方についてはここでは長くなりますので割愛しますが、興味のある方は検索してみて下さいませ。
自宅のPCからの操作・相手の端末にどのような表示が出るかなどの「遠隔操作の練習」として、自分のスマホにアプリを入れてみるといいですよ。
電話切り忘れ防止/通話タイマーアプリ
ちょこちょこ電話(外部への通話)を使うという事で最初から「10分かけ放題」のオプションをつけていました。
が、使い始めてまもないころ「スマホを見たら、いつものホーム画面だけど『超過時間***分』って小さく出てるんだけど、これは何だろう?」という事が一度あり大慌て!
幸いそんなに高額請求にはなりませんでしたが、後から調べてみると「スマホ初心者同士の双方の電話の切り忘れ」による高額請求はありがちなトラブルのようで、切り忘れ防止アプリがいくつか出ています。
これは使用している機種にもよるのでしょうが、「電話を切る操作」をしていなくても、画面が真っ暗、もしくはいつものホーム画面になっているというだけで「電話が切れた」と勘違いしてしまう(実は裏で通話中)ので、電源ボタンで電話を切るという設定をしておくと良いようですね。
電話で話したら必ず「最後に電源ボタンを押して切る」んだよと伝えましたが、切り忘れ防止アプリ(通話が始まってから一定時間経過で電話が切れるアプリなど)があれば更に安心ですね。
かけ放題オプションを入れている場合は、通話タイマーもおすすめ。設定した「かけ放題の時間内」で切れて、再度かけなおす必要がありますが、プランを最大限活用できます。ただし「話始めて@分すると一度電話が切れちゃうから、まだ話が続くなら電話をかけなおしてね」と一言説明しておきましょう。
親用スマホ:事前設定のまとめ
- アイコン・表示される文字・着信音を大きめにするなど(シニア層向けのかんたんモードがある端末をチョイスすると設定が楽)
- 電話での操作説明に不安がある場合は、遠隔操作アプリの導入がおすすめ(TeamViewerなど、個人利用なら無料のアプリあり)
- 電源ボタンで電話を切るという設定にしておく(切り忘れ防止のアプリとの併用も)
- 必要なら、かけ放題オプションなども検討する(通話タイマーアプリとの併用も)
最後に
電話の切り忘れ以後「使うのがちょっと怖い」と言っています。何か通知が来るたびに「これは大丈夫だろうか?」「追加料金が発生するんじゃないか」と不安になるみたいです。
孫の写真を送るからお義母さん頑張って~!
少しづつ慣れてくれればいいなと思います。