リコーダーのメンテナンス

コロナの影響で音楽の授業内容が変更になっているので、いつ出番がやってくるか不明ですが、中学校でもリコーダーを使う予定なのでメンテナンス。
リコーダーも水洗いできる
一見汚れてないように見えますが、内部は結構ホコリっぽいような…?
普段はロッド(お掃除棒)にガーゼを巻き、中にさっと通してお掃除完了なのですが、以前ネット検索したところ「リコーダーって水洗いできるんだ!」という事を知り、時々こうして水洗いしています。
綿棒なども併用すると細かい所まできれいになりますよ。
なんだか皮脂でベタベタする?という場合は、洗剤を使ってすっきりさせましょう。食器用の中性洗剤を少し薄めて使います。
※樹脂製のリコーダーに限ります。なお、高温のお湯だと変形の可能性があるのでご注意を。
また、アルコール消毒(柔らかい布に消毒用のアルコールを染み込ませて、表面をやさしく拭く)も可能です。除菌ウェットティッシュなどを使う場合は、拭いた後にリコーダーがびちゃびちゃにならない程度に、ウェットティッシュを少し絞ってから使うか、後から乾いたやわらかい布での2度拭きをおすすめします。
※リコーダーの表面にアルコール成分が長時間の残っていると材質の劣化につながるため、拭いた後はアルコールがさっと乾く程度にします。
リコーダークリーム(グリス)の代用
お手入れ後は、接合部にリコーダークリーム/リコーダーグリス(お掃除棒とセットで入っていると思います)を薄~く塗ってからケースにしまうのをお忘れなく。
あれって何に使うのって思ってた。なくしちゃったかも。という方もご安心ください。
ネット検索してみると、樹脂製リコーダーなら、リコーダークリーム/グリスの代用としてワセリンも使えるようですよ。Vaselineオリジナルジェリー なら100均(ダイソーなど)でミニサイズ(7g)が売っているので、そちらがおすすめです。
ただし、木製リコーダーをお使いなのであれば、きちんと楽器専用品でのお手入れをおすすめします。
リコーダーガーゼの代用
新学期のタイミングで、お掃除用のガーゼも新しく。
※学校によってはお掃除用カーゼの形状に指示があるようですが、リコーダー内部の掃除用カーゼとしては、袋状に縫ったり端に紐を付ける必要はありません。
通常のカーゼのハンカチ(二重)は端に縫い目がある分、厚みがあるので中でつまりやすいで、おすすめしません。水に濡れると破れてしまう、ティッシュ・キッチンペーパーなどは論外なのでご注意を。
新しく買うなら100均(ダイソー/セリアなど)の医療用ガーゼがおすすめです。例えばダイソーの「用途に合わせてカットできる大判ガーゼ」サイズ:30×100cm なら半分にカットすればちょうど良い大きさ(30×50cm)です。
我家では家にあった 100均で売っている「大人用のガーゼのマスク」(平型の給食マスク)を分解して使っています。
国から送られてきたカーゼのマスク、自宅に眠っていませんか?出番ですよ!
分解する元のマスクの大きさにもよりますが、大人用であれば、約 25×56cm 程度の一重の長細いガーゼが1枚用意できます。この細長さがぴったりで、コスパが良いのでおすすめ!
端をミシンで縫ったりしないで「そのまま」なので、最初は少しづつ端から糸がほつれてきますが、故意に引っ張らない限り際限なくほつれてくることもないので、このまま使っています。
楽器内部のお掃除用には端は切りっぱなし・一重のガーゼで良いのです。さっと水分を吸ってくれ、ペラペラなのですぐ乾きます。あ、洗濯の際はネットに入れてくださいね。
「そもそもガーゼの巻き方・使い方がよくわからない」という場合はこちらを。フルートのお掃除パターンですが、リコーダーの場合もガーゼの巻き方は同様です。
クリーニングロッド(掃除棒)の代用
さすがにロッドは100均で代用品を見つけるのは厳しいか?!と思いましたが、おもちゃのリコーダーにロッドが付属しているようです。(現物未確認)
詳細(品質・サイズ:長さ・径など)が不明ですが、まぁロッドだけを緊急用としてなら使えないこともないかなというレベルです。(お掃除途中にボキッって折れるかもしれないので力の加減にご注意を)
※100円ショップのリコーダーは「おもちゃ」です。おもちゃを学校の音楽の授業で使うのは厳しいです。100円ショップのはジャーマン式のようですが、学校指定がバロック式の場合は運指(指使い)も違いますし、なにより音色が違います。
ちなみにAmazonだと、他社製品ならロッド(228x径 5mm)は単品がありますが、YAMAHAの専用品はロッドとガーゼのセット商品=クリーニングロッド(268x径 5mm)ガーゼ(300x500mm)でした。
AULOS/アウロス 掃除棒 ソプラノ・アルト兼用(Amazon)
新学期に備えてさっぱり・綺麗にして備品類もチェックしておきましょう。