フェインジェクト(鉄剤点滴)で貧血の治療
貧血の原因と思われる『筋腫分娩』は初回で処置完了。Hb4.4の貧血治療(鉄剤注射・点滴・飲み薬併用)のお話です。
貧血の治療内容
鉄剤の注射と併用して、鉄錠剤(リオナ)も飲んでいますが、ちょっと便秘気味にはなったくらいで、その他は特に副作用はなく順調に治療が進んでいます。
-
鉄剤注射(フェジン静注40mg×2管)¥580 ※3回目
※再診料などを含む・本人3割負担
フェジン3回目の治療時に「次の予約時には、取り寄せしていた新しいお薬が届いていると思いますよ」と、うれしい情報が!
新しい薬:フェインジェクトの効果
届いたのは「フェインジェクト静注500mg」というお薬。これは、週1回通い・合計3回打てばぐぐっと数値も上がるそうです。
※このお薬は「ヘモグロビン値がかなり低い人」が対象となるそうなので、自分の治療に使ってもらえるかどうかは、受診先の先生にご相談を。
先日、その「新しい薬」の1回目を30分かけて点滴で入れてもらいました。ちょっとお高いけれど、クリニックに来るのが週1でOKなのは嬉しい。
-
フェインジェクト静注500mg 2,390円 ※1回目
※再診料などを含む・本人3割負担
フェジン3回目が終わったあたりで、(飲み薬:リオナも併用)
- 足の浮腫が少し楽になった(夜寝る時の膝下の違和感なくなった)
- 夜中にトイレに起きる回数が減った
- 自宅の階段を上った後のドキドキゼイゼイも少し楽になった
薬効いてる!と実感していましたが、フェインジェクトも効果抜群でした。上記に加えて、
- 寝る前にトイレに行った後は朝までぐっすり寝られた
- 日中のだるさ・眠気がなくなった
- 足の浮腫がすっごく楽になった(正座できるようになった)
- あっかんべ~した時に下瞼の色が少し回復・毛細血管が少し見えるようになった
- 掌に赤みが戻ってきた(今まで冬で寒いということもあり真っ白)
- 自宅の階段を上った後にドキドキゼイゼイしなくなった
- 中毒のように食べ続けていたものが食べたくなくなった ※詳細下記
クリニックでの貧血治療開始から、まだ10日前後。
最初が酷かった(というより危険な状態だった)せいもありますが、鉄剤点滴と飲み薬の併用もあり、短期間でものすごく体が楽になりました。
異食症だったのかも
重度の鉄欠乏性貧血では多くの人が 「異食症」という病気になると言われています。
私の場合、治療開始まで1年近く中毒状態で食べ続けていたもの(お菓子:ハイチュウのレモン味。フリスクNEOのレモン・キシトールのガムだった時期もあり)でした。
いずれも、それまで大好きだったお菓子という訳でもなく、ある日を境に突然食べたくなり、夫にも子供にも「またそれそんなに買ったの?」「好きにも程がある」と言われるほど。
猛烈に食べたい!と思うようになった時期も貧血が進行していた時期と重なります。
この異常な程の「このお菓子を食べたい」という気持ちが、1回目のフェインジェクト後あたりから、すっとなくなりました。
「氷を食べたいとは思わないから異食症(氷の場合は氷食症)じゃない」と思っていましたが、ネットで調べてみると人によってはラムネやガムなどの場合もあるようで「自分もきっとそうだったんだな」と思います。
今後の治療予定
私の場合は、フェインジェクト1回目の点滴後に副作用は特に出ていません。
今後3回のフェインジェクトが終了後(あと残り2回)、採血してどれくらい数値が上がったか検査。結果次第でその後の治療について再検討となります。
先生とのお話の感じでは、フェインジェクトの効果で数値が上がっても、恐らくまだ足りない。要治療の貧血圏内の数値だと思います。※ヘモグロビン値10未満
筋腫分娩処置後の出血もなくなり、経過は良好。まだ次の生理がきていませんが、こちらはどう変化が出るのか?(筋腫分娩が原因だったのであれば、月経過多は軽減されるはず)
ブログでは、ヘモグロビン値正常化(まだまだ遠い先のゴール)まで書く予定ですので、また次回。
--
なお、私の場合は入院・輸血などはせず『通い』で治療中ですが、同じ数値でも本人の体調や先生の判断も様々でしょうから、万人にあてはまる内容ではないと思いますので「こんな人もいるんだ」程度に。まずは婦人科の先生への相談をお勧めします。